滋賀県産業支援プラザでは、国の成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)の通常枠に5件を申請していましたところ、このたび3件が採択されました。

全国の状況は、通常枠に217件の応募に対して、100件が採択されたところです。

研究開発計画名 研究の概要 主たる技術 事業管理機関 主たる中小企業者等 連携している大学・公設試等
アルコキシド反応を用いたSDGs対応環境負荷低減加工技術高度化に関する研究開発 本研究は大阪大学大学院工学研究科の杉原先生が研究しているアルコキシド反応膜技術を応用している。現段階では、アルミニウムを加工する際の切削抵抗が約4分の1まで低下する事が確認されている。また、主成分のアルコール誘導体及び全ての添加剤を水溶性の化合物で構成する事が可能で、純水のみで精密洗浄することが可能である。従来技術の課題であった精密洗浄工程を短縮し生産性を約2倍まで向上させる革新的技術である。 精密加工 滋賀県産業支援プラザ 能勢鋼材株式会社 国立大学法人大阪大学
超高出力極短パルス電源システムの研究 これまでの学術研究で使用されてきた、出力電力数GW,パルス幅100ns以下の超高出力極短パルス電源システムは、産業分野への応用が期待されてきたが、大型のため普及の制約となっていた。本研究ではコアレス・テスラトランス、折り返し型小型PFLを使用した電源システムの研究開発での小型化で、電子線滅菌装置、大電力マイクロ波発生装置、医療用加速器の分野等の川下企業で開発完了後5年目に15.4億円の受注を見込む。 製造環境 滋賀県産業支援プラザ 株式会社パルスパワー技術研究所 国立大学法人長岡技術科学大学
軽量及び吸水速乾性に優れた糸への無水染色化技術とその実用化プロセス技術の開発 軽量且つ吸水速乾性のある素材であるポリプロピレン糸や中空ポリエステル糸の無水染色化により、これら素材性能を阻害せずに顕在化させ、デザイン性と両立させた水を使用しないサスティナブルな染色糸を実現するため、超臨界二酸化炭素流体染色の実用化プロセス技術の開発を目的に研究を行うものである。なお、同染色法においてはニット生地の染色しかできなかったが、糸染めに成功すれば世界初となる。 材料製造プロセス 滋賀県産業支援プラザ 株式会社フジックス 滋賀県東北部工業技術センター

※成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)は、中小企業者による精密加工、表面処理等のものづくり基盤およびサービスの高度化を図ることを目的として、中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う研究開発や試作品開発、その成果の販路開拓に係る取組等を一貫して支援する制度。

滋賀県産業支援プラザは、事業管理機関として事業の進捗管理、経費管理等を担います。

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